映画日記/記録

“Oh Captain, my Captain!” - 「いまを生きる」( Dead Poets Society / 1989 アメリカ / 監督:ピーター・ウィアー )

「ルビー&カンタン」 コメディで見る名優。

ジャン・レノジェラール・ドパルデュー共演の「ルビー&カンタン」は、ドパルデュー演じるカンタンの突き抜けた間抜けっぷりが可笑しくてかなり笑った。


とにかくどこにいても常に問題を起こすカンタン、銀行強盗未遂(しかも間違って両替所を襲っている)で捕まって刑務所に入り、所内でも間抜けさがたたっていろいろやらかすが、別口で既に捕まっており、まったく喋らないジャン・レノ演じるルビーの口を割らせる為わざと同じ部屋にされると、一切言葉を発せずカンタンを完全無視するルビーを“何でも興味を持って聞いてくれる”と都合よく解釈、親友だと一方的に思い込み、しまいにルビーを巻き込んで脱獄。ここまででも笑えるところはかなりあったが、唯一、脱走の機会を作るためルビーが手首を切った時に、心配したカンタンがすっかり食事もとらなくなり沈みこんでしまう場面にだけは、あんなにヘラヘラしてただけにその落差のせいか、名優ドパルデューが演じているからなのか、なぜかホロリときてしまう。


逃走道中もかなり面白い。囚人服じゃ目立つからと服を奪おうと入った家が小柄な競馬騎手の家だったために、苦肉の策でその家の大柄な奥さんの女物の服を、あのごついジャン・レノとドパルデューが着て逃げる場面はもう…(しかも真っ赤なスーツと花柄)案の定、“でかいオカマだ”と通りすがりの少年たちに笑われ、今度はその子らの服を奪っていく(そしてその子らがしかたなくその女物の服を着るはめに)。


それにしても、ドパルデューが面白い。素晴らしく屈託がない。シリアスな演技をしている映画を思いだせなくなるくらい、とにかくアホ役がうまい。一方的にルビーになついて完全に信じきってる様子がどこかしら犬っぽい。


コメディで見た名優といえば、ここ数年だったらほかに「デンジャラス・ビューティー」のマイケル・ケイン。“紳士的ないでたちでゲイの、美容コンサルタント”。あれだけの大ベテランが演じているだけに、よけい面白かった。





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