映画日記/記録

“Oh Captain, my Captain!” - 「いまを生きる」( Dead Poets Society / 1989 アメリカ / 監督:ピーター・ウィアー )

「10ミニッツ・オールダー」 名監督の10分×15本 / 驚異の10分間。

オムニバス作品といえば、最近ではなんと言っても「10ミニッツ・オールダー」だ。15人の名監督によって、決められた予算と、1エピソードにつき10分間という制限に、“時間”というテーマで作られた作品。


「10ミニッツ・オールダー〜人生のメビウス」と「10ミニッツ・オールダー〜イデアの森」の2本の映画として公開されたこのオムニバスは、映画好きにはたまらない名監督の名前が並ぶ。「〜人生のメビウス」がアキ・カウリスマキヴィクトル・エリセヴェルナー・ヘルツォークジム・ジャームッシュヴィム・ヴェンダーススパイク・リーチェン・カイコー、そして「〜イデアの森」がベルナルド・ベルトルッチマイク・フィギス、イジー・メンツェル、イシュトヴァン・サボー、クレール・ドゥニフォルカー・シュレンドルフ、マイケル・ラドフォード、ジャン=リュック・ゴダール ・・・・・・ とりあえず驚いて(「この顔ぶれでひとつの作品て!!」)、感嘆の溜め息。


過去のない男」の短編バージョン:カウリスマキ作品、劇場公開作は約10年ぶりというビクトル・エリセ、時間の寓話ベルトルッチ作品、大作「映画史」を彷彿とさせるゴダール作品…


チェン・カイコーの「夢幻百花」は、夕方の色と、ラストが印象深い。マイケル・ラドフォードのこの中で唯一のSFは、単なるSFを超え、宇宙と時間の謎を描いて、結末では、静かでありながらある種衝撃的なまでの印象を残す。たったの10分で。


これ程贅沢な映画もないというくらいのオムニバスだ。


「彼女を見ればわかること」は、青みがかったような美しい映像と、そこから醸しだされる静謐な雰囲気が秀逸なオムニバス(監督ロドリゴ・ガルシアは、ノーベル賞作家ガルシア・マルケスの息子だとか)。


珍しく友達と一緒に見に行ったことでもよく覚えている、イギリスのいろんな監督のオムニバス「チューブ・テイルズ」は、全てのエピソードがロンドンの“チューブ”=地下鉄がらみで、たしか聞くところによると雑誌で一般公募した話からそれぞれの監督が選んで撮ったとかで、ジュード・ロウユアン・マクレガーの初監督作も入っている(それぞれ、小鳥のエピソードと楽器のエピソード)。





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