映画日記/記録

“Oh Captain, my Captain!” - 「いまを生きる」( Dead Poets Society / 1989 アメリカ / 監督:ピーター・ウィアー )

「ベルリン、僕らの革命」 若い熱。

DIE FETTEN JAHRE SIND VORBEI
2004ドイツ=オーストリア
監督:ハンス・ワインガルトナー
出演:ダニエル・ブリュール スタイプ・ウェルツェグ
    ユリア・イェンチ



金持ちの家へ入り込み、物を盗むでもなく、まるでオブジェのようにただ家具を積み上げ、『THE EDUCATERS』の署名を残して、社会への不満や反抗を表す3人の若者。

その行為を目撃した1人の金持ちの大人を行き当たりばったりで誘拐。通報させないためには行動をともにして見張るしかない。


その場その場を楽しく過ごして暮らしているように見えても、実際には様々な思いを募らせている3人。友人関係に思想や意見の相違が絡み、少しずつ違和感が生じるあたりは、主人公を演じる若手俳優3人が、実にうまく微妙な空気を漂わす。


まったく相容れないと思っていた金持ちとも、長く居て少しずつ打ち解けるうちに、世代の差による考え方の違いを認める機会を得る。


誘拐した者とされた者のこの関係性の移り変りは、まるでストックホルム症候群だ。そのように見える。そのように見えて、結局何も変わっていなかったことがラストでわかる。


通報しないと約束した金持ちはあっさり通報。しかしさらにその裏をかいた主人公たちが描かれたのがよかった。ここで破滅に向かう若者の姿を描くなら、ほかにもそういう作品はある。そうではなく、大人のさらに裏をかく若者の姿が痛快だった。







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