「カサノバ」

CASANOVA
2005アメリカ
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ヒース・レジャー
    シエナ・ミラー



コメディタッチの「カサノバ」、と聞いて監督がラッセ・ハルストレムだとは、最初は思いもよらなかった。


サイダーハウス・ルール」や「シッピング・ニュース」のハルストレムを想像するとかなり違う。ハルストレム映画で18世紀のベネチアとは。レナ・オリン(どうしても思い浮かぶ「蜘蛛女」…)が出ているのを見て監督が誰だったかを思い出す。


「ショコラ」には通じるものがあるかもしれない。


ブロークバック・マウンテン」とは真逆の役柄のヒース・レジャーも、カサノバのような男性のイメージではないような。ヒース・レジャーは「サハラに舞う羽根」がよかった。


“フランチェスカの弟が2代目カサノバ襲名”というのは少々強引だとしても、あれよあれよという間に展開してゆく、たたみかけるようなラストは楽しい。






06.7.4