第65回ベネチア国際映画祭 途中経過

現地時間8月27日から始まった第65回ベネチア国際映画祭。コンペティション部門に日本映画が3作品出品されている。宮崎駿監督「崖の上のポニョ」(アニメーション)、北野武監督「アキレスと亀」、押井守監督「スカイ・クロラ」(アニメーション)。


9月1日の新聞でチラッと見たが、現地31日(日本時間1日)、「崖の上のポニョ」が上映されたが、非常に評判が高いという。宮崎駿監督も現地入り。上映終了後はスタンディングオベーションが5分間続き、監督は大勢にサインを求められ大人気だったとか。


2日に得た情報では、ポニョ上映から一夜明けて現地1日、映画祭会場で毎日配られる映画紙"CIAK"での観客・批評家の星取り表で、ポニョが1位になったという。批評家10人、一般観客10人の星取り表を掲載しているらしいが、8月31日までに上映された、コンペティション部門21本のうちの9本中、ポニョは同じ日に上映されたイタリア作品「イル・パパ・ディ・ジョヴァンナ」を抑えての1位だとか。特に一般観客の評価が非常に高く、観客賞に選出されるのでは、との見方も。30日まで1位をキープしていた北野武監督作品「アキレスと亀」は、これで3位になったということだ。


このベネチアでの高評価でますますヒット、まだまださらに注目も高まりそうなポニョだが、自分はまだ見ていない。宮崎監督の“小さい子供たちのために作った”という言葉どおり、絵柄などの印象からして『子供向け作品』というイメージがとても強く、もともとアニメーションはほとんど見ない、ということもあって、見に行くのが、どうしても恥ずかしいと思ってしまう。そんなこと気にせず、どんな作品なのか見に行ってみればいいのだろうけど。


しかし、ポニョ関連で、いろんな書籍や映画雑誌などに載っている宮崎監督のインタビューはかなり読んでいる。様々なことを深く考えている人の言葉というのは興味深く面白い。そういう見方をされるのか、などと、読むのがとにかくとても面白いのだ。だからポニョは見ていないのに監督のインタビューはずいぶん楽しんでいる。


それらでよく見る宮崎監督の写真の、生成りのエプロン姿が好きだ。なんだか職人然として見えるのが。






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