〈カラヤン フィルム・コンサート〉

KARAJAN FILM CONCERT
カラヤン生誕100周年記念 カラヤン フィルム・コンサート
ベートーヴェン 交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」



“帝王”カラヤン指揮による、ベルリン・フィル演奏の第9を映像におさめた作品が、今年最後に見る映画となった。カラヤンは、生前、演奏をレコード・CDや映像などに記録することに、非常に熱心だったという。


そりゃ記録よりもなによりも、実際の演奏を聴くに越したことはないだろうが、カラヤン指揮による演奏を実際に聴くことはもう不可能なれば、映像も貴重だ。


カラヤンの指揮する演奏、そうそう聴いてきたわけではない自分が言うのもおこがましいが、いつも、とても華やかな音だと感じる。


カラヤンがタクトを振るその姿。白くなった髪を揺らし、まるで陶酔するかのように目を閉じて指揮する姿が美しい。演奏中、ずっと目を閉じていたカラヤンが、演奏も終わりに近づいて目をあけた時、青い目がとてもきれいだった。







08.12.31