2009年のゴールデン・グローブ賞

早朝、2009年のゴールデン・グローブ賞の結果の一部の速報を聞いた。


作品賞・監督賞・脚本賞など4部門を受賞したのは、ダニー・ボイル監督の「スラムドッグ$ミリオネア」。


ケイト・ウィンスレットが、「レボリューショナリー・ロード」で主演女優賞、「愛を読むひと」で助演女優賞をダブル受賞。シガニー・ウィーバー以来20年ぶりだという。主演男優賞は、昨年のベネツィア国際映画祭では金獅子賞を受賞した作品、「ザ・レスラー」のミッキー・ローク


そして、助演男優賞。


昨年1月に亡くなったヒース・レジャーが、「ダークナイト」のジョーカー役で助演男優賞を受賞。故人の受賞は、ピーター・フィンチ以来、32年ぶりということだ。


ダークナイト」のヒースは、本当に素晴しかった。かつてのジョーカーとまったく違う、まさにヒースだけのジョーカーだった。だからこそ、それがこうして評価されることが嬉しいし、そしてそれ以上に、ヒースがもう亡くなってしまっているということがこの上なく寂しい。生きて、元気な姿のヒースが受賞していたら、どんなによかっただろう。


本当は、ヒースが、生きて俳優としてのあの才能を発揮して、素晴しい映画を作ってくれることこそが、映画ファンとして望むことだ。受賞することより何より。かなわないことだと解っていても、やはりそう思う。生きていてくれたら、と。


今月22日には、アカデミー賞のノミネート作品等が発表される。ヒースが亡くなったというニュースを聞いたのは、1年前の1月23日、早朝だった。


ヒース・レジャーが亡くなって、もうすぐ1年になる。







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