映画日記/記録

“Oh Captain, my Captain!” - 「いまを生きる」( Dead Poets Society / 1989 アメリカ / 監督:ピーター・ウィアー )

「ブラッド・ブラザーズ ―天堂口―」

天堂口
2007 台湾=香港
監督:アレクシ・タン
出演:ダニエル・ウー
    リウ・イェ
    スー・チー
    チャン・チェン  ほか


〈併映〉A Forbidden Love Story(短編)
      監督:アレクシ・タン
      出演:リウ・イェ
          カオ・ユェンユェン
(ファッションブランドDIESEL誕生30周年記念として北京で開催されたイベント"DIESEL XXX"の為に撮影されたもの 「ブラッド・ブラザーズ」との併映が日本初上映)



1930年代、西洋文化の薫り漂う大都市・上海が舞台だ。なんとか上海にやって来たものの、貧しく、なかなかチャンスに恵まれない若者3人には、成功するためには危険な仕事に手を出すしかなかった。


本当の兄弟である2人と、幼馴染であり、血の繋がりはなくとも2人とともに兄弟のように生きてきた主人公フォンの3人は、結局、マフィアの部下となる。大胆不敵な面のある性格からある意味そこの水に合い、染まってゆく兄ターカンと、マフィアになど到底なりきれない優しい弟。そしてボスの経営するナイトクラブ“天堂口”の歌手ルルと心を通わせたフォンは、そのことからどんどん人生が思わぬ方向へ転がり始める。


何をするにもいつも一緒だ、互いに血の繋がりはなくとも兄弟だと、かつて誓った3人の、叶えられなかった人生。成功を思って足を踏み入れた世界で、生き続けることができなかった。


主人公フォンを演じるのは、「香港国際警察」などのダニエル・ウー(あとでじっくりチラシの写真を見ないと、なぜかしばらくこの人だと判らなかった)。美しい歌手ルルを演じるのは、「トランスポーター」のスー・チー。マフィアの殺し屋マークは、つい先日まで上映していた「レッドクリフ PartⅠ」にも孫権役で出演していたチャン・チェン。そして、マフィアとして生き抜こうとするターカンを演じるのがリウ・イェだ。


リウ・イェは、自分が見たことのある中国映画の中でも最も素晴しい1本であると思っている「山の郵便配達」で見て以来、好きだ。ほかにも、「PROMISE」で真田広之チャン・ドンゴンと共演、「中国の小さなお針子」など、出演作も多い。純朴そうな青年の役がとても似合っているが、本作では、マフィアの部下としてかなりの無茶をし、どんどん権力志向に陥っていく男を、好青年イメージを覆して演じている。







09.3.12