「詩人の血」

1930 フランス
監督・脚本:ジャン・コクトー
出演:リー・ミラー
    ポリーヌ・カルトン ほか



詩人であり、画家であり、映画監督でもあったジャン・コクトーの、見る機会のなかなかない、1930年の作品である。


ギリシャ神話、ギリシャ彫刻、彫刻のような男、鏡、生と死、白と黒の世界… コクトー芸術の断片が、映画のそこここに散りばめられる。


ジャン・コクトーの映画といえば、「美女と野獣」が美しい(「オルフェの遺言」はいまだ見られず)。


かつて “ジャン・コクトー展” を見て以来、その作品の美しさにようやく気づいたのだった。






09.5.13