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映画日記/記録

“Oh Captain, my Captain!” - 「いまを生きる」( Dead Poets Society / 1989 アメリカ / 監督:ピーター・ウィアー )

「ジャンゴ 繋がれざる者」

Django Unchained
2012 アメリカ
監督・脚本・出演:クエンティン・タランティーノ
出演:ジェイミー・フォックス
   クリストフ・ヴァルツ
   レオナルド・ディカプリオ
   サミュエル・L・ジャクソン
   ケリー・ワシントン
 
クリストフ・ヴァルツがとにかく素晴らしい。
 
ある種複雑な人物像を、会話の技、冷徹さ、人間味の表現、という具合に、違う面でもって次々と見せられて、目が離せない。台詞回しの流麗さに心奪われる。言葉のリズム、間合い、立ち居振舞いの虜になってしまう。
 
ヴァルツの演技にあんまり夢中だと、血が飛び散るシーンがやってくるまで、タランティーノ作品だということを忘れそうになるが、とはいえタランティーノ作品なので、西部劇といっても、過去の、西部劇全盛時代のものとはずいぶんと毛色が違う。
 
“アメリカの奴隷制はマカロニ・ウエスタンではなく、ホロコーストだ(だから私はこの映画は見ない)” などとの、ある映画監督の、この映画についてのコメントを知って、ただ映画として単純に楽しんだ自分が浅はかに思えてくるなど。
 
アイドル的人気だった頃以上に、ここ数年、苦悩する人物を演じている時などが特に素晴らしいレオナルド・ディカプリオの、くせの強い悪役も、なかなかの見もの。
 
それにしても。クリストフ・ヴァルツが話し、動くシーンでは、もはやヴァルツ以外に目がいかない、という状態になってしまったわけだが、これは映画として成功なのか失敗なのか。まったく、驚くべき演技であった。
 
 
 
2013/3/4