映画日記/記録

“Oh Captain, my Captain!” - 「いまを生きる」( Dead Poets Society / 1989 アメリカ / 監督:ピーター・ウィアー )

「キャビン」 予告編も解説も知らずに、見にいくほうがいい

THE CABIN IN THE WOODS

2012 アメリカ

監督・脚本:ドリュー・ゴダード

脚本:ジョス・ウェドン

出演:クリステン・コノリー

   フラン・クランツ

   リチャード・ジェンキンス

   ブラッドリー・ウィットフォード

 

 

ホラーというジャンルそのもののさらなる細分化の中でも、最近は、ホラーコメディなるものが少しずつ増えている。この映画の予告編を見た時、そういう方向の作品かと思ったが、実際見てみると、そういう流れを一瞬見せつつ、ホラーコメディというより、やはりホラーだ。多少、変わり種の。

 

そして、いちばん思ったことは、予告編を見たり、解説を読んだりせずに、予備知識ゼロで見に行くのがもっともいいだろう、ということだ(それは何も、この映画だけに限ったことではないとは思うが)。

 

たしかに、あまりに何の情報もないと、いざ見に行ってみたら好みの作品じゃなかった、ということもあり得るから、自分の好みか/興味ある題材か、くらいのことはわかる程度の情報はあったほうがいいように思うが、なにしろ、この映画の場合、予告編や、チラシに記載された解説等で、かなりの部分を “言ってしまっている” のだ。

 

かなりの部分を “言ってしまっている”  予告編を見た上でこの映画を見に行ったのは、さらに “その先” があるのだろう、と期待したからだった。“その先” があったのか、というと、なんというか、なかったにも等しいのだが(“その先” に当たる部分も、予告編で、ほぼ)。こういうふうに思ってしまうのも、結局、予告編や解説で、かなりの部分を言い過ぎだからだ。

 

ただ、そういう宣伝法になるのもやむを得ない、とは思う。“仕掛け” の部分をまったく見せずに宣伝したら、おそらく、数あるホラー映画の中に埋もれるだろう。なにしろ、“ホラー映画のもっとも定番中の定番の展開を描きつつ、じつはそれだけじゃない” というのを売りにしている映画である。そのため、ある部分においては、非常によくある展開。観客に興味を持たせ、よくあるホラーとは一味違う、と思わせるためには、じつはこんな仕掛けがある、と、言ってしまわなければしかたがない。しかし、その結果として、期待し過ぎ及び映画本編を見る前からほとんどすべてを知っている、というような状態になってしまう。仮に、もし事前に何も情報がなかったとしても、冒頭、リチャード・ジェンキンスが出てくるところを見た時点で、なんかあるなとわかるであろうが。

 

だから、何も知らずに見るのがいちばんいい(まったく何の情報もなければ、そもそも見ようとすら思わないだろうから、非常に矛盾した言い方だが)。ホラー好きならば、ホラーの定番を踏襲した部分や、過去のホラー作品へのオマージュか、と思えるような造形などで、それはそれで楽しめると思う。予告でもオープニングでも一切名前を伏せられている大物が、突然出てきたりする点でも。 

 

 

 

2013/3/13