「盗まれた飛行船」

1966 チェコ
監督・脚本:カレル・ゼマン
原作:ジュール・ヴェルヌ
1967年 テヘラン少年少女国際映画祭 特別賞 他



80〜90年代にかけてのミニシアターで、カルト作品を中心に、埋もれてしまった作品を上映していたという異色の映画配給会社、ケイブルホーグ(シネコンの登場、高額な宣伝費用などによって2000年以降その活動は翳りを見せ、2005年営業停止)。そのケイブルホーグが配給したカルト作品24本を上映する特集上映。「盗まれた飛行船」、「詩人の血」の2本を見に行った(本当はもっと見たかったのだが)。


以前に見た「ほら男爵の冒険」が非常に素晴しかった、チェコのカレル・ゼマン監督作。この作品でも、実写とアニメーションの合成によって、魅力的な世界を形づくる。


19世紀末、発明されたばかりの飛行船に乗って少年たちが展開する、めくるめく冒険旅行。ジュール・ヴェルヌ 『神秘島』 の映画化。






09.5.13