第62回カンヌ国際映画祭
5月13日から24日にかけて開催された、第62回カンヌ国際映画祭の受賞結果。ミヒャエル・ハネケがとうとうパルムドール。
パルムドール:「The White Ribbon」(監督:ミヒャエル・ハネケ)
グランプリ:「A Prophet」(監督:ジャック・オーディアール)
最優秀女優賞:シャルロット・ゲンズブール(「Antichrist」 監督:ラース・フォン・トリアー)
最優秀男優賞:クリストフ・ヴァルツ(「Inglourious Basterds」 監督:クエンティン・タランティーノ)
最優秀監督賞:ブリランテ・メンドーサ(「Kinatay」)
最優秀脚本賞:「Spring Fever」(ロウ・イエ監督)
審査員賞:アンドレア・アーノルド監督「Fish Tank」
パク・チャヌク監督「Thirst」
特別賞:アラン・レネ監督「Les herbes folles」
ちなみに、フランス映画監督協会による功労賞、“ゴールデン・コーチ賞”を、日本の河瀬直美監督が受賞(15日のニュースでその報を聞く)。現地14日、監督週間のオープニングで授賞式が行われた。ジャン・ルノワール監督作「黄金の馬車」にちなんだ名のこの賞は、監督週間部門に貢献し、また評価の高い監督に贈られるという(今回7回目)。クリント・イーストウッドも、かつて監督として受賞しているという。河瀬直美監督の受賞は、日本人初であり、また、女性監督としても初(河瀬監督は2007年「殯の森」ではグランプリを受賞)。
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