第67回ベネチア国際映画祭
現地時間9月1〜11日に開催された第67回ベネチア国際映画祭。11日(日本時間12日未明)に授賞式が行われた。以下に結果を。
金獅子賞:『Somewhere』ソフィア・コッポラ監督
監督賞:アレックス・デ・ラ・イグレシア監督(『A Sad Trumpet Ballad』)
最優秀男優賞:ヴィンセント・ギャロ(『Essential Killing』)
最優秀女優賞:アリアンヌ・ラベド(『Attenberg』)
マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞):ミラ・クニス(『Black Swan』ダーレン・アロノフスキー監督)
撮影賞:ミハイル・クリシュマン(『Silent Souls』)
脚本賞:アレックス・デ・ラ・イグレシア(『A Sad Trumpet Ballad』)
特別獅子賞:モンテ・へルマン
審査員特別賞:『Essential Killing』イエジー・スコリモフスキ監督
ちなみに、コンペティション部門以外は
監督・ばんざい!賞:マニ・ラトナム
名誉金獅子賞:ジョン・ウー
3Dアワード:「アバター」、「ヒックとドラゴン」
今回の審査委員長はクエンティン・タランティーノだったが、受賞結果が出た後、個人的に親しい人物に受賞させたのではないか、と波紋を呼んでいるという。タランティーノ本人は、純粋に監督としての手腕を評価した結果だとして否定しているといい、なんとも言いがたいが。たしかに、日本映画好きとして知られるタランティーノがカンヌ国際映画祭の審査委員長を務めた際、もしや日本映画の受賞もあるのでは、と思っていたら、当時14歳だった柳楽優弥が最年少で男優賞を受賞した、ということもあるにはあったが。
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