「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」 共同作業、革命、別離。
〈ドキュメンタリー〉
GODARD et TRUFFAUT DEUX DE LA VAGUE
2010 フランス
監督:エマニュエル・ローラン
出演:フランソワ・トリュフォー
ジャン=リュック・ゴダール
ジャン=ピエール・レオー
ゴダールの手紙の文字がコクトーのようだと思ったら、次のシーンでカイエ・デュ・シネマ誌のコクトーの絵の表紙が映った。
「映画に愛をこめて アメリカの夜」を好きな自分は、政治に傾くよりも、映画への愛なのだ。
ヌーヴェルヴァーグの申し子、ふたりの父、ジャン=ピエール・レオー
かつてのレオーの映像。幼い頃、または若い頃の彼は、インタビューで、映画界に進みたかったと答え、映画への関心や、トリュフォーとゴダールそれぞれの作品に出る感覚の違いを、短い言葉で、的確に語っていた。
ゴダールの話し方は、神経質そうな印象を受ける。それだけに、五月革命でカンヌ映画祭を中止に追い込んだ際の熱さが意外だった。
過去のインタビュー映像。
“映画は人生と芸術を近づける。絵画や彫刻は芸術そのものだが、映画は人生を映す。”
2011.9.9/9.14