映画日記/記録

“Oh Captain, my Captain!” - 「いまを生きる」( Dead Poets Society / 1989 アメリカ / 監督:ピーター・ウィアー )

「コンテイジョン」

Contagion
2011 アメリカ
監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演: マット・デイモン
    ケイト・ウィンスレット
    ジュード・ロウ
    ローレンス・フィッシュバーン
    マリオン・コティヤール
    グウィネス・パルトロー



劇中、新たな感染症が発生したことが知られるきっかけとなったのがYouTubeの動画で、主要な登場人物として“自称フリー記者のブロガー”が出てくるなど、感染症・伝染病の恐怖を描いた同タイプの作品、1995年の「アウトブレイク」から時代を経たことを感じさせる。


未知の感染症の発生により、役所が専門家を各所に派遣して調査する様子などが描かれるが、その調査過程、それも、自らも感染する危険を犯してでも発生源を追求する医師、知識と専門性があるゆえか、常に冷静に、ウイルスを研究し、ワクチン開発につとめる研究者など、非常に細かいところまで描かれていた点が、見応えのあったこの映画の、さらなる支えとなっていた。


そして以前から思っていたことだが、ソダーバーグはやはり、エンターテインメント性を重視したものやコミカルで軽めなものより、堅いネタを扱うほうが向いているのではないか。前者は「オーシャンズ」シリーズ、後者は「トラフィック」、「チェ」2部作等である。つまり、前者の場合、一見して洒落ているかもしれないが、それが上滑りしているように見える。コミカルなシーンでもさほど笑えない。後者のような作品のほうが、冴えがあると思える。この「コンテイジョン」は、ひとりでじゅうぶん主演を張れる有名俳優が何人も出演しているという点や、パニック映画・ディザスター映画的な点においてはエンターテインメント性重視と言えるが、題材は後者といえる。






2011.11.19