映画と2013年

今年公開された(今年見た)映画の中で、特に印象的だった作品10本

上記10本のほか、リドリー・スコット監督 「悪の法則」、ベルナルド・ベルトルッチ監督 「孤独な天使たち」、ケン・ローチ監督 「天使の分け前」、ラッセ・ハルストレム監督 「ヒプノティスト-催眠-」、ウディ・アレン監督 「ローマでアモーレ」など、とうの昔に名監督と呼ばれるようになったベテラン監督らの作品に、相変わらずすごい、さすがだ、と思うものが何本もあった。

 

ドキュメンタリー映画で特に印象的だったのは、「リヴ&イングマール ある愛の風景」 「ロマン・ポランスキー 初めての告白」 「マリリン・モンロー 瞳の中の秘密」 など。

 

日頃見ることが少ない日本映画を、今年は何本か多めに見たが、特に印象に残ったといえば、小林政広監督「日本の悲劇」、園子温監督「地獄でなぜ悪い」などか。

 

今年初公開の新作ではなく、過去の作品で、今年になって初めて見る機会のあった作品では、小津安二郎監督「晩春」、イングマール・ベルイマン監督「秋のソナタ」などが、ある種の衝撃を受けるほどに卓越した、まさに名画だった。

 

すでに見たことのある作品をふたたび見て、やはり素晴らしい、と思うことも、とても多く。今年は、これまで映画館で見る機会のなかった「炎のランナー」を、(デジタル上映とはいえ)スクリーンで見ることができたのが感慨深い。

 

そして、今年も(デジタル上映とはいえ)見ることのできた、自分にとって特別な1本、「アラビアのロレンス」。

 

 

今年に限ったことではないが、映画人の訃報を聞くのは、やはり悲しいものである。2013年も、三國連太郎や、ポール・ウォーカーピーター・オトゥールらの訃報があり、やはり、聞くたび、悲しくなるのだった。

 

 

今年はかなりの本数を見た。かなり見たゆえに記録しきれなかったものも多いので、(年をまたぐことになってしまうが)また、それらの記録を残しておくことができれば、と思う。

 

 

 

2013年12月31日