映画日記/記録

“Oh Captain, my Captain!” - 「いまを生きる」( Dead Poets Society / 1989 アメリカ / 監督:ピーター・ウィアー )

〈ポーランド映画祭2012〉

2012.12.1~12.28

シネ・ヌーヴォ

 

(※以下、制作当時の様子や評価、解説等は、映画祭のチラシ記載事項を参考に記している)

 

アンジェイ・ワイダ、アンジェイ・ムンク、イエジー・カヴァレロヴィッチといったポーランド出身の監督たちの作品が、戦後、国際映画祭で数々の賞を受賞したことによって注目され、西側のメディアによって〈ポーランド派〉と呼ばれたという。1950年代半ばから1960年代初頭にかけて発表された〈ポーランド派〉の作品(劇場未公開作含む)、現在も活躍するワイダ、ポランスキー、スコリモフスキらの若き日の作品などの特集上映。

 

21作品(及び覆面上映会2作品)中、見に行ったのは、アンジェイ・ワイダの若き日の代表作を含む5本。

 

 

12/2鑑賞

 

「夜の終りに」(1961/87分)監督:アンジェイ・ワイダ

ワイダ作品の中でも異色であるという、若い男女の心の近づきやすれ違いを描いている作品。ウッチ映画大学在学中当時のイエジー・スコリモフスキによる脚本。ポーランド・ジャズ界を代表する音楽家、クシシュトフ・コメダが音楽を担当。

 

灰とダイヤモンド(1958/102分)監督:アンジェイ・ワイダ

ヴェネツィア映画祭国際批評家連盟賞受賞作品。ポーランド映画の存在を映画界に印象づけた歴史的作品。ワイダの名を世に知らしめた。レジスタンスの青年がテロリストとなり、悲劇的な最期を遂げる姿を描く。

 

 

12/4鑑賞

 

「地下水道」(1957/96分)監督:アンジェイ・ワイダ

カンヌ映画祭審査員特別賞受賞。「灰とダイヤモンド」と並ぶワイダの代表作。ワルシャワの対独レジスタンスが下水道内で繰り広げる壮絶な戦いを描く。光と影を効果的に使った演出は、のちのホラーやサスペンス作品にも影響を与えたという。

 

 

12/14鑑賞

 

「尼僧ヨアンナ」(1961/108分)監督:イエジー・カヴァレロヴィッチ

カンヌ映画祭審査員特別賞受賞。17世紀の尼僧院を舞台に、尼僧と神父の間の特殊な愛や、抑圧などのテーマを描く。映像美も秀でている。

 

「沈黙の声」(1960/98分)監督:カジミェシュ・クッツ

〈ポーランド派〉が活躍した時期の制作ながら、長い間論じられてこなかった幻の作品。のちのヌーヴェル・ヴァーグを想起させるような作品である。逃亡兵と若い女性との恋愛を描く。制作当初、当局からすぐには上映許可が下りなかったという。

 

 

このほかの上映作は、アンジェイ・ムンク監督作「エロイカ」(1957)/「鉄路の男」(1957)/「不運」(1960)、タデウシュ・コンヴィッキ監督作「夏の終りの日」(1958)、イエジー・カヴァレロヴィッチ監督作「夜行列車」(1959)、カジミェシュ・クッツ監督作「列車の中の人々」(1961)、ヤヌシュ・モルゲンシュテルン監督作「さよなら、また明日」(1960/「灰とダイヤモンド」で主演していたズビグニェフ・ツィブルスキが脚本・主演、ポランスキーがゲスト出演)、ロマン・ポランスキー監督作「水の中のナイフ」(1962/ポランスキーの長編デビュー作)、ヴォイチェフ・イエジー・ハス監督作「愛される方法」(1963)/「サラゴサの写本」(1965)、イエジー・スコリモフスキ監督作「身分証明書」(1964)/「不戦勝」(1965)/「バリエラ」(1966)/「手を挙げろ!」(1967)/「アンナと過ごした4日間」(2008)/「エッセンシャル・キリング」(2011)、覆面上映会での上映作2本(見に行っていないため 作品は不明)

監修:イエジー・スコリモフスキ監督

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