映画日記/記録

“Oh Captain, my Captain!” - 「いまを生きる」( Dead Poets Society / 1989 アメリカ / 監督:ピーター・ウィアー )

第84回アカデミー賞

第84回アカデミー賞の授賞式が、今日(現地26日)行われた。

作品賞ノミネート9作品(数年前から10本選ばれることになったが、今年は9本)のうち、現時点で日本公開されたものは、3作品のみだった(昨年公開済みの 「ツリー・オブ・ライフ」「マネーボール」、現在公開中の 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」 )。


監督賞・主演男優賞・主演女優賞については、授賞式より前に日本で公開されて見ることができたのは、どの賞も1作品のみ。助演女優賞・脚本賞にいたっては、ノミネートされたものは、現時点ですべて未公開(今後公開されるが)。


助演男優賞に関しては、ノミネートされた5人の俳優のうちの3人、つまり3作品が、授賞式前に日本公開(公開済)された(ジョナ・ヒルがノミネートされた 「マネーボール」、マックス・フォン・シドーがノミネートされた「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」、クリストファー・プラマーがノミネートされた「人生はビギナーズ」)。


授賞式時点でほとんどの作品が日本未公開という、予想するにも しようのなかった、今年のアカデミー賞。


そんな今年の作品賞は、フランス映画 「アーティスト」。白黒の無声映画が、フランス映画に初めての作品賞をもたらすこととなった。


この 「アーティスト」 は、作品賞以外に監督賞(ミシェル・アザナビシウス監督)と主演男優賞(ジャン・デュジャルダン)も受賞し、いわゆる主要5部門中、3部門を制覇。ほかに、作曲賞と衣装デザイン賞も受賞した。


主演女優賞は、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」 によってメリル・ストリープが受賞。1979年 「クレイマー・クレイマー」 で 助演女優賞 受賞、1983年 「ソフィーの選択」 で 主演女優賞 受賞 以降も、幾度となノミネートされ、最多のノミネート数を誇るが、今回、30年近く経って2度目の主演賞受賞に至った。


脚本賞は、さすがの職人技、ウディ・アレン監督(「ミッドナイト・イン・パリ」にて受賞)。


主要5部門は 上の通り。


ほかに、助演女優賞はオクタビア・スペンサー(「ヘルプ 心がつなぐストーリー」 にて受賞)。


助演男優賞は、「サウンド・オブ・ミュージック」 のトラップ大佐役で知られるクリストファー・プラマーが、「人生はビギナーズ」 で受賞した。


外国語映画賞は、イランのアスガー・ファルハディ監督作品「別離」が受賞した。イラン映画として同賞を初受賞したこの作品は、昨年の第61回ベルリン国際映画祭にて、最高賞である金熊賞と、銀熊賞の男優賞と女優賞両方(男優・女優陣のアンサンブルに対して)を受賞、ベルリン映画祭史上初の3冠を達成している。アスガー・ファルハディ監督は、2009年の「彼女が消えた浜辺」でもベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞しており、現在のイラン映画界でもっとも注目される監督のひとりと言える。





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