2005-01-01から1年間の記事一覧
つい最近、「恋人までの距離〈ディスタンス〉」の9年ぶりの続編として公開された「ビフォア・サンセット」。 前作の、会話によって積み上げられてゆく世界がとても好きだった者としては、続きを待ちたくなるようなラストシーンでもあったし、「ビフォア・サ…
今年こそはスコセッシ監督を、と多くの映画ファンが思ったに違いない今回、見事に「ミリオンダラー・ベイビー」が主要部門を持っていってしまった。 多くそんな声が出ていたように、「アビエイター」と予測していた一人なだけに、作品・監督賞は、あぁそうな…
23日に見たばかりなのが、コリン・ファレルの金髪の余りの似合わなさが妙に気になってしまう「アレキサンダー」。 酷評もかなり出ているようなことを聞くわりには、実際見てみると、大作ゆえのダイナミックさはかなり楽しんだ。戦闘シーンの迫力に圧倒されて…
衣装に目がいく映画といえば、やはりおもに時代もの、あるいは実際に50〜70年代に作られた映画だ。 ヨーロッパの宮廷を描いた作品の豪華絢爛な衣装や、19世紀末から20世紀初頭を描いた作品の装い、1920〜30年代の設定である「ゴスフォード・パーク」のような…
2/10〜2/20のベルリン。 金熊賞は「U-Carmen e-Khayelitsha」。銀熊賞は「孔雀」。監督賞は「白バラの祈り ゾフィー・ショル最期の日々」のマルク・ローテムント。主演女優賞も「白バラの祈り〜」のユリア・イェンチ。 _
ロードムービーには、現状とは違う世界を求めるからか、変わっていく景色に目を奪われるからか、見る者を何かしらかき立てるものがある。 ブラジルの監督、ウォルター・サレスのロードムービーには、現在に至るまで脈々と残る、中南米の厳しい現実もともに描…
何に関しても、その舞台裏なるものにはなぜだか惹かれて、たとえば映画の制作現場を撮影したドキュメンタリーなども興味深くて面白い。 様々なものの舞台裏を描いた映画の中で、レストランのあわただしい舞台裏が登場するのが「ディナー・ラッシュ」。店のオ…