映画雑誌 栄枯盛衰。

今日付の新聞に載っていた。集英社の映画雑誌ロードショーが、11月21日発売の09年1月号を最後に休刊になると、今日1日、発表されたという。


1972年創刊の同誌は、80年代には最高で約35万部の発行部数だったが、最近ではインターネットの情報に押され、約5万部にまで落ち込んでいたという。


映画雑誌の休刊といえば、3年ほど前だったか、プレミアの休刊の時も残念だった。もともとはアメリカの雑誌の日本版だが(各国版がいろんな国で刊行されている)、映画の見方の趣味が合うという感じで好きだったのだ。最後のほうでは日本人の編集長だったと思うが、アメリカ人の方が編集長だったころ、毎号の編集長コラムが楽しみだった。


インターネットの情報に押されてのロードショー休刊、ということだが、ここで書いていて言うのも変かもしれないが、映画の情報は今も雑誌から得るのが好きだ、インターネットより。検索して新作の情報を得るより、紙の束、雑誌という形のものを読むのが好きだ。刻々と情報が更新されるインターネットでのほうが新しい情報がすぐに手に入るのだろうが、無機質な画面から新作映画の情報を受け取っても、映画雑誌を読んでいるときの面白さは感じない。


たまにはネットで映画の情報を得ることもある。古い作品について調べたい時など便利だろうが、新作映画の情報は、いつも映画雑誌から得る。雑誌で読むほうが好きだ。それだけに、映画雑誌が減ってゆくのはなんだか寂しい。






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