「アメイジング・スパイダーマン」
THE AMAZING SPIDER-MAN
2012 アメリカ
監督:マーク・ウェブ
出演:アンドリュー・ガーフィールド
エマ・ストーン
リス・エヴァンス
マーティン・シーン
戦う時によく喋るスパイダーマン、という印象。映像など、全体的にスタイリッシュ。思えばサム・ライミ版は愛嬌があった、と感じる。しかし、スタイリッシュな新シリーズでも、コスチュームをピーター自身が作るシーンは健在。今回のコスチュームはシルク・ドゥ・ソレイユのものだとか(?)。
アンドリュー・ガーフィールドは、「わたしを離さないで」がとてもよかったという印象があるせいか、やはり文芸作品のほうが合うというイメージの演技、いい意味でアメコミっぽくなくて、一方、風変わりな役がもともと多く、今回のようにトカゲに変身する役もお手のもの、イメージ通り今回も変な役のリス・エヴァンス、ふたりの好対称がよかった。マーティン・シーン演じるベンおじさんもよかった(偶然にも、リメイクや再シリーズ化での名演披露が続く)。ヒロインが、サム・ライミ版の時のMJと違いグウェンだったが、原作を読んだことがないので、どちらが原作通りなのかは知らない(どちらでも構わないが)。
クライマックス、クレーンが夜の闇の中に光る様が、とてもいいシーンだった。エンドロールで日本語の曲が流れ、日本上映版のみとのことだが、一瞬驚くなど。
2012.7.24