「ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区」
〈オムニバス〉
Centro Histórico
Historic Centre
2012 ポルトガル
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
“ポルトガル発祥の地” と称されるギマランイスをテーマに(あえて、ギマランイスから離れて進行するストーリーもあり)、アキ・カウリスマキ、ペドロ・コスタ、ビクトル・エリセ、マノエル・ド・オリヴェイラ、4人の監督による、4話からなるオムニバス。
無表情な人物の多いカウリスマキ作品、この主人公もそう。青い壁が美しい。夜の影が映った壁、夜の街が美しい。ラジオから聞こえるサッカー中継、誰かを待つけれど来ない、店にも客は来ない。
ヴェントゥーラ、亡霊との会話… (わけがわからない)
3.(ヴィクトル・エリセ監督)
77歳の女性の言葉 “幸せとは何か、いまだにわからない 喜びならわかる でも幸せはいまだにわからない”
4.征服者、征服さる(マノエル・ド・オリヴェイラ監督)
ギマランイス地区をバスでめぐるツアー。初代ポルトガル王が誕生した地。“撮影をやめない観光客により、征服者が征服されました”
■
好きなのは、アキ・カウリスマキとマノエル・ド・オリヴェイラの作品。マノエル・ド・オリヴェイラの不思議さには惹かれるのにペドロ・コスタは受け入れることができない、これも相性か。とにかく、コスタ作品がどうしてもわからない。
2013/10/01