映画日記/記録

“Oh Captain, my Captain!” - 「いまを生きる」( Dead Poets Society / 1989 アメリカ / 監督:ピーター・ウィアー )

「山猫〈イタリア語・完全復元版〉」 褪せることない名作。

IL GATTOPARDO(PERFECT RESTORATION/ITALIAN VERSION)
1963イタリア=フランス
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
出演:バート・ランカスター アラン・ドロン



1963年のルキノ・ヴィスコンティ作品、「山猫」。3時間に及ぶこの大作は、見終わるとある種の達成感を覚えるほどの見応えで、波乱の時代が描かれる。


シチリア貴族・ランぺドゥーサの生涯唯一の長編小説を原作とするこの作品は、ミラノを統治した名門ヴィスコンティ家の末裔であるという監督にとって、ある意味自伝的ともいえる、象徴的な作品であるという。


人生が斜陽の時に差しかかったと感じる老いた公爵と、自信にあふれる若き甥。このまさに対照的な2人を通して、人生の諸行無常から貴族の栄枯盛衰までを描こうとする。


近代の戦争や豪華絢爛な舞踏会のシーンをおりまぜながら、めくるめく映像が広がる。


うまく時代の波に乗ってすべてを手に入れようとする、新しい世代である甥を見つめながら、傾きゆく貴族社会、様々なものの移り変わりの時であると実感する、山猫の紋章をもつ公爵。

                      
自らの役割を終える時だと、人生に残された時間が決して多くはないのだと、誰よりも感じている。


バート・ランカスター演じるサリーナ公爵には、監督ルキノ・ヴィスコンティ自身が投影されているという。それゆえまさに代表作と呼ぶにふさわしい作品である、と。


若き甥タンクレディを演じたのはアラン・ドロン。映画の冒頭近く、黒い眼帯のアラン・ドロンは、いかにも野心家めいた雰囲気と眼帯の妖しさが あいまって、実に美しかった。







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