俳優 ミシェル・セロー

7月29日にミシェル・セローが癌で亡くなったということを、今日映画雑誌で知った。79歳だったとのこと。


晩年の出演作「約束 −ラ・プロミッセ」や「パピヨンの贈りもの」を見に行った時のことが思い出される。「約束 −ラ・プロミッセ」では、病に倒れ、本人の意識はあっても動くことも喋ることもできないながら、小児ガンの少年と言葉を超えたコミュニケーションで気持を通わす、という役だった。役柄上、表情を変えることも話すこともないセローと少年との交流がいとしくほほえましく、とてもいい映画だった。あの目や表情が思い浮かぶ。



合掌






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