「ぜんぶ、フィデルのせい」

LA FAUTE A FIDEL
2006 イタリア=フランス
監督:ジュリー・ガヴラス
出演:ニナ・ケルヴェル
    ジュリー・ドパルデュー



裕福な家で何不自由なく暮らしていた少女が、両親の唐突な共産主義への傾倒によって生活が一変し、 “なんで今まであたりまえだったことができなくなるの!!!!” と憤慨。大人たちの話を聞いて、とりあえず “こうなったのもぜんぶフィデルのせい”、と思う。


不満爆発でいつもふくれっ面をしている主人公の少女が愛らしい。 “いままでどおりのことができなくなるのは いや!!!!” という主張を、予想以上になかなか曲げない、頑固な少女として描かれていて面白い。映画に出てくる子供の中でも、かなり頑固なほうだ。






08.2.13