梅田ピカデリー、閉館の日。

昨年、閉館の記事が出た時にもここに書いたが、今日16日がその、梅田ピカデリー閉館の日だ。


最後にピカデリーで映画を見たのはいつだったかと思い、最近見た映画の記録を見てみた(この映画日記に毎月記している)。


おそらく、「エクトプラズム 怨霊の棲む家」が最後だ。ほぼ1年前。それ以後は、ピカデリーの前を通ることはあっても、映画を見にいってはいなかった。


このたびの閉館は、建物の老朽化、及びどんどん新しくできるシネコンとの競争激化による、とのことだが、1年前がピカデリーで映画を見た最後、ということは、自分も、映画ファンとして、すっかり “シネコンの客” になってしまっているということだ。


映画を見るといえば、シネコンとミニシアターに通いつめ、ピカデリーのような形の映画館へ行くことは極端に少なくなってしまった。そしてこういう映画館が閉館していく。


大阪市内でいうと、この春には、JR大阪駅再開発ビル内に新しいシネコンがオープンする。シネコンは、ほっといても元気だからほっといていい。それより、ここ数年、こうも映画館の閉館が続くのを見ていると、そもそも上映作品自体がシネコンとは違うとはいえ、ミニシアターのことが心配になってきてしまう。本当の意味でそこでしか見ることのできない作品を上映してくれるミニシアターにこそ、上映作品そのものに価値のあるミニシアターにこそ、そこに在ってほしいのだ、本当に映画を見たい人のために。






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