「バグダッド・カフェ」

特集上映〈TSUTAYA発掘良品映画祭〉の1本

Out of Rosenheim

Bagdad Café

1987 西ドイツ

監督・脚本:パーシー・アドロン

出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト

   CCH・パウンダー

   ジャック・パランス

 

よく知られた作品であるが、これまで見る機会がなかった。主題歌が有名なのと、何かしらで目にした映像の一部や、何かしらでこの作品が紹介されている記事等を読んだ際に書かれていた、“特にこれといったことは起こらない映画” 的な解釈を、なんとなくのイメージとして持っていたくらいで。

 

実際に見てみると、何も起こらないどころか、むしろずいぶん、がちゃがちゃとした印象である。映像表現としてもそうだし、演技もそうだ。妙に過剰な演技に、見ていて落ち着かない。面白く感じられる一瞬、というのも確かにあるが、しかし、そう思うのはまさに一瞬で、やはり、何かしら過剰だ。上映されたミニシアターの、ほぼ満席に近い状態が、この作品の根強い人気を物語ってはいたが。

 

 

2013/4/23