「勝手に逃げろ/人生」 スローモーション
〈フランス映画祭2013 in 関西〉 の1本
Sauve qui peut (la vie)
Slow Motion
1979 フランス=オーストリア=西ドイツ=スイス
出演:イザベル・ユペール
ジャック・デュトロン
ナタリー・バイ
1967年に商業映画との決別を表明したJ=L・ゴダール監督、1979年の商業映画復帰作
この音とこの映像の組み合わせは、異質なもの同士の組み合わせ。唐突な出現。違和感と違和感。その違和感によって、見る者の中に入り込んでくる。
当時のイザベル・ユペールは、シャープな印象の現在と違って、ずいぶんとかわいらしい印象であるが(30年もあれば違った印象を纏うようになって無理もないが)、驚くほど声が変わらない。
ところどころ、ことあるごとに訪れるスローモーションの瞬間。イギリスにおける英題は 、“Slow Motion” だったそうだ。
2013/6/23