映画日記/記録

“Oh Captain, my Captain!” - 「いまを生きる」( Dead Poets Society / 1989 アメリカ / 監督:ピーター・ウィアー )

「はなればなれに」「ゴダールの新ドイツ零年」 ずっとはなればなれだったが、ようやく。

BANDE A PART
1964 フランス
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:アンナ・カリーナ
    サミー・フレイ 
    クロード・ブラッスール


ALLEMAGNE ANNEE 90 NEUF ZERO
1991 フランス
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:エディ・コンスタンティーヌ
    ハンス・ツィシュラー
〈「新ドイツ零年」は配給期限切れ最終上映〉



3月、春の京都でゴダールを2本、はしご。


これまで映画館で上映される機会には何度か遭遇しているのに、なぜだか毎回、見に行けなくて惜しいことをしていた「はなればなれに」が上映されるとあって、今度こそ、と勢いこんで見に行った。それと、「ゴダールの新ドイツ零年」。


“9分43秒”。


ルーヴル美術館を駆け抜けるシーンが鮮烈な印象の、「はなればなれに」。アメリカ人がルーヴルを9分45秒で見学した、という新聞記事を読んだ主人公3人が、その記録を破ろうと、警備員の制止を振りきりながら、館内を9分43秒で走り抜ける。


この作品でも、劇中に様々な映画を散りばめているゴダール。フランツは車の運転をしながら「シェルブールの雨傘」の曲を口笛で吹き(この作品も「シェルブールの雨傘」も音楽はミシェル・ルグラン)、トリュフォー作品の「柔らかい肌」というタイトルが、言葉として台詞中に登場し、カフェでもやはり「シェルブールの雨傘」の曲がかかっている。


好きなのは、カフェで踊るシーンだ。フランツが踊るのをやめ、アルチュールがやめてもなお、オディールが最後まで一人で踊っている。フランツの帽子を被って。即興的で、ある種ストーリーをも無視するかのように唐突に展開するこのシーンが、強烈に印象に残る。






08.3.28