「ミステリアス・ピカソ〜天才の秘密」 画家を見る。

ドキュメンタリー映画「ミステリアス・ピカソ〜天才の秘密」の中でピカソが描いた絵は、撮影後破棄されたと聞く。 見たい時は美術館でなく、この映画を見なければならない。


50年代の作品で、ただひたすら絵を描くピカソを映す。描いたものが裏に写る素材に描いていて、ピカソが描く様を反対側から撮っている。


絵が、生きているようだ。


人の顔が魚になり、また、鶏になり。これはよくない、などと言いながらどんどん描きかえてしまう。様々に形を変える様子が、まさに絵が生きているかのように見える。そして、眼光鋭い、晩年のピカソ。


映像とはいえ、ピカソが絵を描く姿を見ている、と実感すると、感無量だ。


スペインの宮廷画家・ゴヤが、当時の宮廷の誰をモデルに絵画『裸のマハ』を描いたか、をめぐる話、「裸のマハ」。


この映画にも出てくる“顔と体、別々の人物をモデルにしたのではないか”という説は最近、実際に言われていることらしい。


宮廷の人間模様を見つめるゴヤ。


もっと最近の時代の画家の映画といえば、「バスキア」には悪役でないゲイリー・オールドマンが出ていた。


バスキアと交流のある画家の役、この役柄が実際にバスキアを知っていた監督ジュリアン・シュナーベルに当たるらしい。でっかいサングラスに半ズボンで出てきたり、自作の料理を振る舞ったり、おどけて娘と踊ったりしていた。






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